果物歳時記／タンポイ

カンポンボーイ（ＫＢ）と

ドリアンボーイ（ＤＢ）の

果物歳時記

（1998年10月1日）

タンポイ
色違いのマンゴスチン？

右はマンゴスチン左タンポイ。タンポイは枝分かれした柄に実が着いている。

英名：Tampoi
学名：Baccaurea griffithii

マレーシア原産の果物

茶色のザラザラした肌をしたマンゴスチンくらいの大きさの果物です。良く似てますが、植物としてはマンゴスチンの仲間ではありません。マレイシア原産の果物です。野生のも生えていて、そのため何種類もあり、呼び方もいろいろです。果物として優れているのは実の大きいグレイタータンポイ（Greater tampoi）です。厚い皮を割ると白い果肉に包まれた種が入ってます。この感じはマンゴスチンと同じです。

輪切りにすると、２こづつペアーになって３区画の内側に６個の果肉片が取り巻いている３角形の中心軸が見えます。良く育った果肉片には種が入ってます。

クアラカングサー近くで売っていた。１９９６年

マンゴスチンに似た美味さ

みかん型の果実の直径は５ー６ｃｍ高さ４ｃｍで殻の厚さは７ｍｍ位あり、重さは６０ｇ位で、食べられるところは約２５％でした。

味は甘みと酸味のバランスが良くマンゴスチンとそっくりです。難点は種の周りから果肉が離れにくいことです。

一度、バングサーのＴＭＣ近くの道路わきの屋台でマンゴスチンとならべて売ってるのを見ましたが、あまり売ってないようです。ＫＢの独断では、まじめに栽培して果物として売り出すと良いと思います。でもマンゴスチンには負けるでしょう。