フォックスフェイス
1998年9月29日日本語 ツノナス フォックスフェイス マレー語 Terong susu 英名 Nipple fruit 学名 Solanum mammosum L. 中国正月の縁起物  中国正月のが近づいたころDBが蛸みたいな変な物が市場で売っていたと持ってきました。
黄色い蛸だよねと眺めたものでしたが、中国人の好きな黄金色ですし、親の元に子が出来ていると見れば一家繁栄の象徴として縁起がいいですから正月の飾り用でしょうか。面白い格好の黄色いナスです。色の感じは表面が硬いようですが皮はしなやかで、切ると、白いスポンジ様の身が詰まっていてナスそのものです。花もナスの花と同じ紫色です。
 連想はオッパイ DBはタコ（足が足りないけど）と見たわけですが、学名、英語名、マレー語名どれも先が細くなっているところを乳房、乳首、乳牛の乳房 と見て名前をつけています。マレー語のTerong susuは直訳で乳茄子です。
日本語のツノナスはヘタの脇から出ている突起に注目して付けた名前ですが、中国語では 五指茄で、指と見ています。先の長く伸びたところを狐の顔と見てキツネナスというのもありますが、フォックスフェイスは誰が思いついたのでしょうか。魚のフォックスフェイスと間違えられるのが難点ですがいい見立てですね。このごろ日本では花屋で売っていますし、近くの畑に栽培されているのも見つけました。ブラジル原産で、暖かいところでは多年生ですが日本では冬には枯れます。
実を食べると中毒すると書いてありますので、毒なら何か薬にでもと見ていたら水虫に効くというのを見つけました。クアラルンプルの刑務所博物館 マレー語のTerongはナスですがterongkoは刑務所とあります。刑務所博物館でこの植物を見ましたが意味ありですね。
昔（１９８０年ころ）はプドゥー刑務所は使われていて、プドゥー通り近くの高層アパートに知人を訪ねた時、中庭を並んで行進する人（多分囚人）を見下ろせました。１９９８年には刑務所博物館になっていて入れました。刑務所の中庭で見つけたフォックスフェイスの鉢植え写真を撮ってきました。刑務所で見たフォックスフェイス
つくばの畑で見たフォックスフェイス
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