タマリンド
2010年4月3日マレー名 Asam jawa 英名 Tamarind Indian date 日本語 タマリンド 学名 Tamarindus indica Linn. 梅漬けの代用 マレー語の表現はジャワのアサムという意味で、アサムは酸っぱいという意味です。 インデアンデイツというのはインドのナツメヤシの実というわけですが本当のデーツと果肉が似ているからつけた名前で、味からは連想できないです。 もしかしたらデーツのように甘くうまいのもあるかもしれない。 サヤに入った豆を取り囲む果肉(果泥という）を食べます。サヤは棒のようなのや曲がったもの、タネとタネの間でくびれたのもあります。茶灰色で太った豆のサヤがはっきりした柄で木にぶら下がっています。サヤはもろくて、ゆで卵の殻をむくように手でつぶして剥けます。中には筋が３、４本通っていて赤茶色の果肉に包まれた豆が並んで入ってます。豆は大体が四角 サヤを剥き種を除いたタマリンド 形で、チョコレート色でつやつやしています。 爽やかな酸っぱさが魅力 果肉は粘っこくやや乾燥しています。とにかく酸っぱく、梅肉エキスを思い出して唾が出てきますが、爽快な味です。この酸味は酒石酸とクエン酸です。甘味もあり果物の良い香りもします。干しアンズか梅のジャムの様です。甘い果肉は果物として食べます。加工した果肉（砂糖や塩を添加？）は袋入やソーセージ様に包装して市場の乾物屋で売っていて、料理の酸味つけ用です。粉のタマリンドもありました。道端のカット・フルーツ屋台でグワバを買うとかけてくれます。葉っぱも未熟の実も酸っぱいので料理の味付けに使います。タマリンドのドリンクは、爽やかな酸っぱさが魅力です。バングサのスパーマーケットＴＭＣでは甘い種類を売っていて、そのまま食べました。これはタイ産で１Kgが約ＲＭ１０で結構高かった。  街路樹 KBの勤務先には大きな木があり、そこで拾った実は長さ２０ｃｍ、幅２ｃｍ、厚さ1.５cm、重さは３５gありました。DBのいたプトラ大学にはタマリンドの並木道があります。ＫＬ市内でもまれに植えられています。 ４月上旬、大学のタマリンドは新緑が輝いていてきれいです。花も咲いていますがこれは目立ちません。 タマリンドはアジアからアフリカにかけての乾燥した地方（熱帯サバンナ気候）の原産です。その昔DBがいたザンビアでは街路樹やゴルフ場の並木として生えていたそうですが、実を食べることについてはDBは気が付かなかったと言ってます。  マルコポーロも本に書いた ヨーロッパでも紀元前４世紀には既に知られており、マルコポーロは1298年に記載しているそうです。しかし、どんな木になるかは秘密だったようで、ヨーロッパ人がタマリンドの木を知ったのは1563年だそうです。 
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