 南米編
バニラ
2010年4月1日マレー名 英名 vanilla 学名 Vanilla planifolia Andrews. 蘭です バニラは中央アメリカ原産の蔓性のランです。バニラアイスの香りは豆の鞘のような実を醗酵させたときに生じます。それで花や未熟の実には良い匂いはないです。香水、食品への香気付けに使うほかに、薬用として崔春薬として古くから有名、ヒステリー、月経不順、熱病の薬として使われたそうです。 コロンブスが来た1942年より前からメキシコのアステカ族はチョコレートの香料として使っていた。ヨーロッパに持ち込まれたのは1511年。 イギリスでは1807年に開花結実した記録がある。 マダガスカル土産のバニラビーンズジャワで栽培されるようになったのは1846年、セイロンは1847年、レユニオン島1850-56年頃と各地に栽培が広がった。1890年バニラ香料が合成されるようになって、天然ものは消えた、その後1904年以降天然ものが見直されて現在に至る。 メキシコ産は品質最高、マダガスカルは生産量が多い。 
バニラビーンズ支えの木にまとわりついて育ち、厚みのある葉をしています。花は黄緑色で葉の色と似ています。花は朝咲いて昼過ぎには閉じます。 受粉するとささげ豆のような鞘ができ、熟すと黄色くなり、腐りかけて黒くなりしなびてくると良い匂いがしてきます。ブラジルでバイア州の農家を訪ねたとき教わったバニラビーンズの作り方はこうです。取った実をお湯につけてシナシナにして毛布で巻いて箱にしまっておいて汗をかかせると匂いがするようになるので干して出来上がり。 お土産にバニラビーンズをもらったとき砂糖壷の中に入れておくと砂糖に香りが移るので、紅茶を飲むときに使いなさいよ、と教わりました。黒いふにゃふにゃした物体をビニールに包んでもらったときには有難いものだとは思わなくて冷蔵庫に入れっぱなしにしておきました。 仲間の植物 マレイシアにあるマライバニラというのは鞘には香りはないが、果実は甘くて食べられ、さらに良いことに葉は皮膚に強い刺激を与えるので、マレシアの人は毛生え薬に利用しているそうです。
バニラの花
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